日和田山の象徴、二の鳥居が消失:ハイカーは再建を望む
日和田山の象徴が消えた風景:ハイカーの心に刻まれた寂寥と希望
長年の風雪に耐えられず:日和田山二の鳥居撤去の背景
奥武蔵地域を代表するハイキングコースとして親しまれてきた日和田山。その山頂近くに位置する金刀比羅神社の二の鳥居は、周辺の自然と調和し、長年にわたり多くの人々に愛されてきました。しかし、この鳥居が先日撤去されたことが発表されました。地元保存会の説明によれば、約13年前に周囲の樹木を用いて建てられたこの鳥居は、激しい風雨に晒され続ける中で腐食が進み、根元部分が不安定な状態になっていたとのことです。展望の良いこの場所は、記念撮影や休憩のために多くのハイカーが立ち止まるため、倒壊による事故を未然に防ぐため、台風の季節を控えた8月に撤去の運びとなりました。
映えスポットの消失とハイカーたちの落胆
巾着田の壮大な曼珠沙華(彼岸花)の群生を一望できる絶好の場所に建っていた二の鳥居は、その独特の風情で訪れる人々を魅了し、特に近年では「映えスポット」として人気を博していました。アニメ化もされた人気漫画「ヤマノススメ」の舞台の一つとしても知られ、聖地巡礼に訪れるファンにとっても、この鳥居は欠かせないランドマークでした。撤去後も巾着田では例年通り曼珠沙華まつりが開催され、多くの登山客で賑わいましたが、かつての鳥居がない風景に、記念撮影を楽しみにしていたハイカーたちは一様に寂しさを感じたようです。長年の常連客の中には、失われて初めてその存在の大きさに気づいたという声も聞かれます。
再建への道のりと高まる期待
鳥居の撤去を受け、地元の伝統行事保存会では、新たな鳥居の再建に向けて検討を開始しています。しかし、以前の鳥居を製作した職人は既に高齢であり、また材料費や建設費用も高騰していることから、現時点では具体的な再建の目途は立っていない状況です。それでも、日和田山の象徴として親しまれてきた二の鳥居の再建を望む声は、ハイカーたちの間で高まっており、今後の進展が注目されています。