御在所岳紅葉ハイキング:強風でロープウェイ運休、登山計画変更の顛末
2025年11月上旬、日本の名峰「御在所岳」を訪れた際、予期せぬロープウェイ運休という状況に直面しました。当初の計画を変更し、筆者は裏登山道から御在所岳の壮大な紅葉の中を歩くことになりました。この記事では、美しい自然に触れながらの登山体験とその魅力について詳しくご紹介します。
御在所岳、紅葉に彩られた山頂を目指す旅
標高1,212メートルの御在所岳は、三重県と滋賀県の県境にそびえ立つ、日本二百名山の一つとしてその名を馳せています。この地は、特に色鮮やかな紅葉が広がる秋の季節には、約20万人もの訪問者が押し寄せる観光名所として知られています。通常、山頂近くの標高1,180メートル地点まではロープウェイで手軽にアクセスできるため、登山愛好家だけでなく、多くの観光客にも親しまれています。
筆者は2025年11月初旬、紅葉が最も美しい時期に御在所岳を訪れる計画を立てていました。当初はロープウェイを利用して山上の公園での滞在を満喫するつもりでしたが、当日は強風に見舞われ、残念ながらロープウェイは運休となってしまいました。しかし、事前の準備として登山装備と行動食を十分に携行していたため、この予期せぬ事態にも動じず、急遽往復登山へと計画を変更しました。
御在所岳には様々な登山ルートが存在します。「裏登山道」や「中登山道」が特に人気で、初心者向けの「峠登山道」から、より経験者向けの「表登山道」や「一ノ谷新道」まで、多様なレベルの登山者が楽しめる選択肢があります。普段から頻繁に登山をしているわけではない筆者は、比較的登りやすいとされている「裏登山道」を選択しました。
ロープウェイ駅の左側を進むと、すぐに登山道の入り口が見えてきます。最初は比較的穏やかな山道が続き、やがて大小様々な岩が点在するエリアへと変わっていきます。道中には、大雨の際に土砂の流れを調整する役割を果たす巨大な砂防堰堤が姿を現します。この砂防堰堤をくぐり抜けて進むと、心地よいせせらぎが響く沢沿いの道が続き、豊かな自然の中での歩みを一層楽しいものにしてくれます。
自然との対話:計画変更がもたらした豊かな登山体験
今回の御在所岳での登山は、計画の変更によって、予期せぬ形で自然との深いつながりを体験する機会となりました。ロープウェイの運休は一見不便に思えましたが、結果として、自身の足で一歩一歩山を登ることで、紅葉の美しさ、沢のせせらぎ、そして壮大な砂防堰堤といった自然の要素をより深く感じることができました。この経験は、単なる観光ではなく、自然の偉大さと向き合う貴重な時間を与えてくれました。時には計画通りに進まないことも、新たな発見と感動をもたらすことがあると、改めて感じさせられます。