ロックフィッシュゲームに最適なベイトロッド「エルホリゾンテ70」の魅力
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ロックフィッシュゲームに最適なベイトロッド「エルホリゾンテ70」の魅力

DateAug 21, 2026
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近年再生産された「ツララ エルホリゾンテ70」は、ロックフィッシュ愛好家にとって待望の逸品です。TULALAフィールドスタッフの釜石佑哉氏が、自身の経験に基づいてこのベイトロッドの優れた特性を詳細に語ります。特に、ヒット後の魚との攻防、水底の地形把握、精密なキャスト、そして多様なラインの活用といった面で、ベイトタックルがスピニングタックルに優る理由を深く掘り下げています。本記事では、このロッドがロックフィッシュ釣りにもたらす計り知れない価値と、その具体的なアドバンテージについて解説します。

「トラベルナースKAMA」として知られるTULALAフィールドスタッフの釜石佑哉氏が、2026年7月末に待望の再生産・出荷を迎えた「エルホリゾンテ70」の魅力について語ります。このロッドとの出会いは3年前、函館でのボートロックフィッシングがきっかけでした。当時は毎週のように、片道約2時間半をかけて函館から室蘭まで通うほど、ボートロックに夢中になっていました。ロックフィッシュ特有の明確なアタリ「カンッ!」という感触から、力強くフッキングし、魚が根に潜ろうとする抵抗をロッドで受け止めながら一気に引き離す、この一連の流れが何よりも快感だったと氏は振り返ります。

エルホリゾンテ70を使用する以前は、スピニングロッドのグリッサンド72を使っていました。もちろん、ロックフィッシングにおいてスピニングタックルが有利な場面も数多く存在します。しかし、岩礁帯を積極的に攻める釣りや、魚がヒット直後に根へと潜ろうとする状況では、ベイトタックルが圧倒的に有利だと感じる場面が多かったそうです。そこで釜石氏が選択したのが、エルホリゾンテ70でした。ベイトタックルをロックフィッシングで採用するメリットは多岐にわたります。まず、魚がヒットした直後、最初の数秒が勝負となります。アイナメ、ソイ、ハタなどのロックフィッシュは、掛かると瞬時に根に潜ろうとする習性があります。ベイトタックルはロッドとリールを一体で握りやすく、太いラインに対応したパワーのあるリールを選びやすいという特徴があります。これにより、ヒット直後から力強く巻き上げ、魚に主導権を渡さずに浮かせることができるため、根ずれによるラインブレイクを効果的に防ぐことが可能です。

また、ベイトタックルは海底の状況をより詳細に把握しやすいという利点もあります。ルアーをただ底まで沈めるだけでなく、岩、砂、海藻、根の隙間など、ルアーが現在どの様な場所にあるのかを感知することが、ロックフィッシングでは非常に重要です。ベイトタックルでは、スプールに親指を添えながら操作できるため、リグが岩に当たった感触、岩から砂へと変わった感触、ルアーが根から外れた瞬間、魚が触れたわずかな違和感など、繊細な情報を手元で感じ取ることができます。これにより、根掛かりを回避しながら海底を丁寧に探る釣りに最適な相性を示します。ダイビング経験がある方なら理解できるでしょうが、海底は非常に複雑で、ルアーが容易に根掛かりする可能性が高いです。特に南西諸島のサンゴ礁が混じる海底では、この傾向が顕著です。そのため、スロージギングのように海底をタイトに攻める際には、ベイトリールが優れていると考えられます。釜石氏が釣り上げたバラハタも、ブレードジグで海底を這うように攻めている時にヒットし、潜られそうになりながらもエルホリゾンテ70のバットパワーで釣り上げた一匹です。

さらに、ベイトリールはピンポイントへの正確なキャストを得意とします。ロックフィッシングでは、岩と岩の間、岸際に張り出した根、テトラの際、海藻の切れ目など、魚が潜んでいそうな狭い場所へルアーを正確に送り込む必要があります。ベイトリールは、キャスト中に親指でスプールの回転を調整する「サミング」により、低い弾道で狙った場所へルアーを精密に着水させることが可能です。魚の活性が低い状況では、着水位置がわずか1mずれるだけで反応がなくなることも少なくありません。狙ったポイントへ正確に打ち込める能力は、大きなアドバンテージとなります。厳冬期には、キャストが完璧に決まらなければ魚が反応しないこともあり、ゲーム性の高さゆえに釣り上げた一匹の喜びはひとしおです。ちなみに、北海道ではアイナメをアブラコやアブと呼びます。諸説ありますが、アイナメが油の乗る魚、アブラウオと呼ばれていたのが転じてアブラコ、アブと呼ばれるようになったようです。釜石氏は呼びやすさから常に「アブ」と呼んでいます。

加えて、ベイトリールは太いラインを扱いやすいというメリットもあります。根擦れのリスクが高いロックフィッシングでは、一般的なライトゲームよりも太いPEラインやリーダーを使用することがあります。ベイトリールは太いラインを巻けるモデルが多く、強靭なタックルを組みやすいのが大きな利点です。大型のロックフィッシュを掛けた際にも、ラインの強度を活かして強気なファイトを展開できます。「切られないための太さ」だけでなく、「魚に主導権を渡さないための太さ」を選択できるのも、ベイトタックルの魅力の一つです。そして、ベイトリールはルアーのフォール(落下)を細かくコントロールできます。ロックフィッシングでは、ルアーを持ち上げて落とすリフト&フォールや、岩の隙間へルアーを落とし込む釣りが多用されます。ベイトリールならば、親指でスプールを押さえる「サミング」によって、フォールスピードを緻密に調整することが可能です。ルアーを一気に落下させたり、ブレーキをかけながらゆっくりと魚に見せたりと、状況に応じたフォールを演出できます。着底後すぐにクラッチを戻し、次のアクションやフッキングに移行できる点は、手返しの良さが求められるボートロックにおいて大きなメリットとなります。もちろん、全ての状況でベイトタックルが優位というわけではありません。5g以下の軽量リグを使用する場合、軽いルアーを遠投したい場合、向かい風の中でキャストする場合、細いラインで繊細に狙う場合などでは、スピニングタックルの方が快適な操作性を提供します。例えば、オーストラリアで釣りをするならば、大型のフラットヘッドやハタ類を根周りで狙う場合はベイトタックル、ブレアムやホワイティングを軽量ルアーで狙う場合はスピニングタックルが扱いやすいでしょう。大切なのは、どちらのタックルが優れているかではなく、狙う魚種、釣り場のポイント、使用するルアーの種類に合わせて適切に使い分けることです。

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