バス釣り界の重鎮、ヒロ内藤氏が故郷で講演会とルアー講座を開催
釣りの常識を覆す!ヒロ内藤氏が語るバスフィッシングの真髄
バスフィッシング界の伝説、ヒロ内藤氏とは
内藤裕文氏は、日本のバスフィッシング黎明期から活躍する偉大なアングラーです。彼がまだ日本人が手探りでバス釣りをしていた頃、単身でアメリカへ渡り、1983年には日本人として初めて最高峰のトーナメントであるバスマスタークラシックにプレスアングラーとして参加しました。その後、老舗ルアーメーカーのバグリー社で販売やルアー開発に携わり、1990年には世界最大手のプラドコ社に移籍し、アジア地域の責任者を務めました。現在では、自身のYouTubeチャンネル「HIROism ヒロイズム」を通じて積極的に活動を続けています。彼には、アジア人初の女性宇宙飛行士である向井千秋さんが実姉としており、1955年に館林市で生まれました。
故郷での特別な集い:ルアー塾と講演会
2026年10月17日、群馬県館林市にある「たてばやし向井千秋記念子ども科学館」で、ヒロ内藤氏による「HIROismルアー塾」と「夢を追いかける〜夢をもつことの楽しさ〜」と題した講演会が午前と午後の二部構成で開催されました。日本のバスフィッシング初期から、論理的な視点からルアーフィッシングの魅力を伝え続けてきた内藤氏のイベントは、多くのファンを惹きつけました。館林市は、令和元年に「里沼」として日本遺産に認定されており、多々良沼や城沼といったバス釣りスポットが地元アングラーに親しまれています。内藤氏の故郷でのこのイベントには、多数の釣り愛好家が集まり、彼の話に真剣に耳を傾け、講演後には熱心な質問が飛び交いました。
バス釣りにおける「やらないこと」という哲学
ルアーマガジンで連載を持つヒロ内藤氏は、バスフィッシングにおいて意識的に「やらないこと」が三つあると語ります。一つ目は、ルアーを「擬似餌」と呼ばないことです。彼は、ルアーは単なる餌の模倣ではなく、自らの操作によって魚を騙し、反応を引き出す道具だと強調します。二つ目は、SNSや他者の情報に流されてルアーや釣り方を決めないことです。トーナメントの結果やSNSでの釣果情報に左右されるのではなく、自身が使用するルアーや釣り方について「なぜそれを行うのか」を深く考え、自分で決断することの重要性を説きます。三つ目は、安易なルアーローテーションをしないことです。ルアーを頻繁に変えることは「白旗を揚げること」に等しいとし、ゾーン(ルアーを通す場所)、スピード(ルアーを引く速さ)、アクション(ルアーに与える動き)という三つの要素を試すことの価値を力説します。彼のYouTubeチャンネルでは、ルアーチェンジを極力避け、これらの三大要素をどのように変化させているかを見せることで、視聴者に思考のプロセスを伝えています。今回の講演会の内容はほんの一部であり、今後もヒロ内藤氏の講演会があれば、ぜひ参加することをお勧めします。