琵琶湖の達人が挑む巨大バス釣り:三川ダムでの50アップ捕獲劇
極限状況を突破し、夢のビッグバスを掴む!
琵琶湖の知見を活かした挑戦
長年にわたり琵琶湖で釣り技術を培い、さらにルアーやロッドの開発にも深く関わってきた鹿内慧斗氏が、初めて釣りビジョンに登場しました。彼はその蓄積された知識と技術を携え、今回は中国地方の広大なバスフィールド、具体的には広島県の三川ダムと八田原ダムを舞台に挑みます。彼の目標は明確で、「数よりも、納得のいく釣り方で特大のバスを釣り上げる」という強い思いから、50cmを超える「50アップ」の巨大バスを狙います。そして、彼は見事にその目標を達成することになります。
予期せぬ困難と戦略的アプローチ
ロケは4月上旬、桜が咲き誇る美しい季節に始まりましたが、状況は一変。冬のような寒さが戻り、前夜から降り続く雨がダムの水位を上げ、水域は濁流と化しました。このような極めて困難な状況下で、鹿内氏はいかにして大物バスを誘い出したのでしょうか。釣りの初日、彼は三川ダムの上流部からスタートしました。増水による強い流れに乗せて、リップを外した「グレイス210」を自然に漂わせる戦術を試みます。しかし、有望な対岸の岸際を丹念に探っても反応は皆無。彼は場所を移動し、様々なルアーを試しながら広範囲を探りますが、日没まで残り1時間を切っても魚影すら見えず、周囲は諦めムードに包まれました。それでも鹿内氏は、最後のキャストまで決して諦めませんでした。
「グレイス210」:革新的なビッグベイトの秘密
今回の釣行で多用されたのは、鹿内氏自身が開発を手掛けたビッグベイトルアー「グレイス210」です。このルアーの最大の特徴は、用途に応じて付け替え可能な二種類のリップにあります。「ダイブリップ」は水中での障害物回避能力に優れ、「クイックリップ」はより機敏でアグレッシブなアクションを可能にします。どちらのリップを使用しても、独特のドッグウォークアクションを生み出すことができ、アングラーは状況に応じて緩急を自在に操ることができるため、「グレイス210」は非常に汎用性の高いルアーとなっています。
有言実行!「クビレウナギ」がもたらした奇跡
最後の望みを託したのは、彼が開発したもう一つのルアー「クビレウナギ6インチ」のフリーリグでした。日没間近、静まり返った水面に突然、大きな水しぶきが上がります。釣り上げたのは、普段は冷静沈着な鹿内氏も思わず笑顔になる、堂々たる50cmのビッグバスでした。この釣果をもたらした「クビレウナギ6インチ」のカラーはスカッパノン。このルアーは、その名の通り「クビレ」部分が特徴で、これにより、ワンテンポ遅れて倒れ込んだり、あるいは完全に折り畳まれた状態から勢いよく弾け飛んだりする独特の動きをします。底をズル引くだけでも魚を誘う機敏な動きを見せるこのルアーが、今回の釣行で大活躍しました。翌日はさらに気温が低下し、濃霧に覆われた八田原ダムの上流部で釣りを再開。昼には日差しが戻ると予報されていましたが、鹿内氏は水温が上昇する絶好のタイミングを捉えることができるのでしょうか。