北八ヶ岳スイーツ登山:甘美なる山小屋巡りの記録
北八ヶ岳の美しい自然の中、山岳写真家の塩田諭司氏が一日で14種類もの山小屋スイーツを堪能するという、前代未聞の美食探訪に挑戦しました。このレポートは、甘いものへの尽きない愛情と、時には体力の限界に挑むユーモラスな体験を通して、山小屋文化の新たな魅力を伝えています。各山小屋で提供される趣向を凝らしたスイーツの数々は、登山客にとって特別なご褒美であり、登山の楽しみを一層深める要素となっています。
北八ヶ岳、甘味の誘惑
北八ヶ岳の山小屋は、登山者にとっての憩いの場であり、そこで提供されるスイーツは、疲れた体と心を癒す特別な存在です。今回の取材では、山岳写真家の塩田諭司氏が、高見石小屋の揚げパンから始まり、白駒荘のチーズケーキ、青苔荘のアップルパイ、麦草ヒュッテのプリンやあんみつまで、多種多様なスイーツに舌鼓を打ちました。各山小屋が工夫を凝らした手作りの味は、その場所ならではの個性を持ち、訪れる人々に忘れられない思い出を与えます。山々の壮大な景色の中で味わう甘いひとときは、まさに登山のご褒美と言えるでしょう。
この冒険は、白駒池駐車場から高見石小屋への道のりから始まりました。空腹に耐えながら辿り着いた高見石小屋では、5種類の揚げパンを全て注文し、撮影を終えた後、その美味しさを堪能しました。揚げたての風味は格別ですが、時間が経つと多少薄れるという発見も。その後、白駒荘では、ほおずきのレアチーズケーキや味噌味のチーズケーキに加え、試作品のキャラメルポップコーンを白駒池を背景に味わいました。さらに青苔荘では、季節によってリンゴの種類が変わる自家製アップルパイを楽しみ、最後は麦草ヒュッテで濃厚なカボチャプリンや芸術的な苔の森ケーキを味わい、計14個のスイーツを制覇しました。甘いものへの情熱と山歩きの両方を満喫する、まさに甘美な登山となりました。
スイーツ巡りの道中記
塩田氏のスイーツ登山は、単なる食べ歩きに留まらず、北八ヶ岳の美しい自然の中での移動そのものが体験の一部でした。白駒池畔の山小屋から次の山小屋へと歩を進めるごとに、満腹感と疲労感が混じり合い、時には甘いものへの欲求と塩辛いものへの渇望の間で葛藤する姿は、多くの共感を呼びます。しかし、それらの困難も、次に待つ個性豊かなスイーツへの期待感によって乗り越えられました。山小屋ごとに異なる特色あるスイーツは、その土地の風土や文化を反映しており、味覚を通して北八ヶ岳の多様な表情を感じ取ることができました。
高見石小屋で5個の揚げパンを平らげた後、30分かけて白駒荘へ向かいました。この短い移動時間では、お腹の減りはあまり感じられませんでしたが、「取材のため」という使命感で次へと進みます。白駒荘では、ほおずきと味噌味のチーズケーキ、そして試作中のキャラメルポップコーンを味わい、白駒池の景色と共に楽しみました。その後、わずか5分の距離にある青苔荘へ。ここでは伝統的な山小屋の雰囲気の中で自家製アップルパイを堪能し、そのサクサクとした食感とリンゴの甘酸っぱさに魅了されました。さらに麦草ヒュッテへの道のりは、満腹感からくる息苦しさを感じながらも、カボチャプリンや苔の森ケーキといった珠玉のスイーツに出会い、心ゆくまで甘い誘惑を味わい尽くしました。この一連のスイーツ巡りは、塩田氏にとって甘さと苦さが入り混じる、忘れがたい一日となりました。